ブランディングとは?〜スタバに学ぶブランディングの価値〜
そもそも、ブランディングってなに?
誰もが知っているスターバックス社、利用していない方のほうが少ないのではないでしょうか?
スターバックスは、
- テレビCMもしない
- 値下げもしない
- 相場よりも高めの価格設定
で、ありながら、人気であり、売れている!なぜしょうか?
それは、スターバックスにブランド価値があるからです
ブランド=人の心の中に生まれた価値
ではブランドを生むためにスターバックスは何をしてきたのでしょうか?
ブランディングの教科書と言われるスターバックスから学びを得ましょう
スターバックスが直営店しか出さない理由
意外に知られていないですが、スターバックスにはFC(フランチャイズ)店舗がありません
直営店しか店舗展開していません
それには理由があります
FC展開すれば、オーナーが利益最大化するためにいろいろな施策を打ち出すでしょう
店舗展開をFCにすると・・
- お客様がたくさん入るように、席を50cm間隔にして席数を増やす(例えば:マクドナルド)
- 回転数を上げるため、店内を慌ただしい雰囲気にする(例えば:吉野家)
- たくさんの来店のため、店員が慌ただしく動く(例えば:立ち食いそば屋)
と、薄利多売で利益を追求することになる可能性が高いです
当然、ブランドのイメージは下がりますよね
スターバックスが目指しているのは・・
『ゆったりとくつろいだスペースで、美味しいコーヒーを飲み、仕事や読書を堪能する空間つくり』
です
直営店のみで経営をすることによって・・
- 店内には、ゆったりと席を1m間隔に設置しくつろげる空間つくりをする
- いつまでも店内にいたくなるような雰囲気つくりをする
- 空間を大事にし、コーヒーの味をじっくり味わってもらえるようなメニューつくりをする
といったことが、可能になります
スターバックスのやっている空間つくりを、他の大手コーヒーチェーンが真似できないのです
直営店を次々に展開するとなると手間と資金が必要です
結論、競合他社はスターバックスと同じ店舗つくりを真似することが難しいのです
【他に真似ができない】【USPの特化】
それが武器となり、スターバックスのブランド価値は確立されているのです
スターバックスのコンセプト〜スターバックスが本当に売っているモノ〜
『〇〇を売りたければ、△△を売れ!』
スターバックスが、人気でブランド価値があるのは、コーヒーを売るのではなく
【サードプレイス/第三の居場所/くつろげる空間】
の提供をコンセプトにしていることにあります
スターバックスは、コーヒー屋であって、コーヒー屋ではない!
スターバックスは、コーヒーを売っているのではなく、くつろげる空間の提供を売っているのです
実際スターバックスに行く時、コーヒーだけが目的でしょうか?
スターバックスにいく理由は、・・・
と、コーヒーが目的ではありませんよね?
まさしく、
『コーヒーが売りたければ、空間を売れ!』
ということです
実際に、スターバックスはロゴが変わってます
知ってましたか?
何が変わったか、わかりますか?





STARBUCKS・COFFEE
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STARBUCKS
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今は文字すらない
2011年に『COFFEE』の文字がなくなったんです
スターバックスは、コーヒー屋さんであってコーヒー屋さんではない
空間を提供するお店なんです
まとめ
スターバックスは、直営店舗経営をすることによりコンセプトを統一化し、競合他社が真似ができない経営をしています
コーヒーを好む人の行動をよく理解し、マーケティングをすることにより集客に成功しています
マーケティング手法で言う、CJM(Customer Journey Map)ーカスタマージャーニーマップを活用し実践して、ブランドの価値を高め売上を上げています
ブランドを高め、集客するためには、本当に売りたいあなたのサービスを売ってはいけません
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